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ときわ台の景観を守る会の皆さんをお迎えして
(2010年12月17日)


 以前から交流があるときわ台の仲間たちが当地を訪れた時の様子を、舘築哲人(ペンネーム)さんがレポートしてくれました。


 「ときわ台の景観を守る会」の事務局有志の皆さんが、玉川学園の町へいらっしゃる旨「玉川学園地区の景観を守る会」へ連絡がありました。玉川学園のまちを実際に歩いてご紹介し、それぞれのまちの特徴を語り、お互いの活動状況について意見交換を図ることができました。

日時 :2010年12月17日(金) 11時30分〜17時
来訪者:ときわ台の景観を守る会、ときわ台まちづくり委員会、ときわ台しゃれ街協議会の方々
案内人:玉川学園地域の景観を守る会、玉川学園地区まちづくりの会の仲間
案内ルートとポイント
(1)玉川学園前駅 北口広場、大欅、桜並木、正門玉川池、駐在所、シャギードック、駅前広場や大欅の景観、桜の種類やプロジェクト、玉川学園の学校として歴史等を案内。
(2)玉川学園5丁目「シャギー ドック ギャラリー」 金井一郎氏の「植物のあかり 12月の幻想曲」をテーマにした個展が催され、植物の種や実を素材にほんのりした明かりが心あたたまるものでした。
金井氏は都市計画にたずさわり、常盤台の今昔の景観の写真展を開いています。
(3)5丁目の丘から駅方向
小川や竹林(清流復元プロジェクト)、シャギードック脇の小径、楠木、玉石や垣根の街並み、母子観音像等を案内
(4)昼食「えんやらや」 和食やうどんの店、樹木をモチーフにした手作りの椅子やテーブル
  1. 玉川学園地区の様々な地域活動の内容と連携や関連性を説明
  2. 玉川学園地区町内会自治会連合会/玉川学園地区社会福祉協議会(桜実会、子ども祭り等)
  3. 玉川学園地区まちづくりの会(3年前にときわ台の景観を守る会を訪問)
  4. 玉川学園地域の景観を守る会(旧IBM対策協議会を発展)
  5. 芝生の会(我がまち80年まつり実行委員会を発展/歴史懇話会/ミツバチプロジェクト)
  6. 玉川学園商店会(南北商店会の活性化活動/ギャラリーウオーク等)
  7. その他 玉川大学の学生の活動 五小ビオトープ 南大谷オヤジの会等も紹介

(5)玉ちゃんバスで こすもす会館下車、徒歩にて かしの木山自然公園へ
玉ちゃんバスの運営、東急台住宅、三井住友海上グランド、昭和薬科大学の森、破壊の進んだ尾根道プロムナード、長谷工ユニベルマンションの現在

(6)かしの木山自然公園にて 意見交換と丹沢を望む夕ぐれを楽しむ
「玉川学園地区の景観を守る会」として意見交換の概要、「景観ネット」
  1. 町内会の取組み姿勢が重要(広い地域を対象としながら、地域協定は小さく実現させること。役所や近隣住民からの事前の情報を整理し、協定や憲章をPRすること)
  2. 行政の取込み方(政策の整合性と役人にとってメリットのある環境づくり。 地域組織への連絡を指導することを継続的に実行させること)
  3. 建物が建つことや土地が開発される予兆を捉える重要性(許可が下りた段階では遅く、デザインの段階で建て主やディベロッパーにコンタクトをとり地域の協定や要請を反映させる)
  4. 街の中に中核となるものの存在があると良い (学校 商店会 駅)
  5. 街区の維持(相続や売却による区画の細分化と緑地の喪失)
  6. 定点観測(今と過去:何が変わったか、景観は維持されているか ⇒写真展)
  7. 景観の違い
      常盤 平地で駅を中心に放射状とループ クルドザックとフットパス
      玉川 原地形の丘と谷戸にあわせた道  急な坂と名前  自然公園
      常盤 門構えや家の形の美しさ 素敵な風景 ⇒写真展に掲示
      玉川 フェンスや石垣(コンクリ擁壁)
  8. 鉄道会社の協力の必要性 東武鉄道 小田急電鉄
(7) マンション前から8丁目を経由して駅へ 三菱化学解体地、マンション正門、8丁目ピーク、無窮会、花壇道路、のらくろ坂、商店街案内 商店街は福引やクリスマスのイルミネーションでいつもより活気のある印象でした。 駅前で解散後、常盤台の皆さんはもう一度玉川学園の池に点灯された大ツリーと金井氏の光のページェントを見に向いました。         
(写真はK氏、Y氏提供)



ときわ台の皆さまにおかれましては、遠路訪れてくださいまして、ありがとうございました。