長谷工による損害賠償請求第一回公判,東京地裁
──裁判でも建築主問題が浮上、反撃へ!──


 さる6月14日から24日にかけてIBMグランド跡地前で繰り広げられた住民の抗議行動に対して,ハセコーは具体的に住民4名の名を挙げて200万円の損害賠償請求裁判を起こし,その第一回公判が8月24日東京地裁709号法廷で開かれました.


千代田線・霞ヶ関から東京高裁に向かう関係住民たち 公判を終え、東京高裁から出てきたところ
東京高裁の門から出てくる住民たち 霞ヶ関駅へ
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 当日の公判で,協議会側は,まず,ハセコーが建築主あるいは工事請負人どちらの立場から訴えているのか,また,被告が負わせたとする具体的損害と妨害行為を日時場所を特定した上でそれぞれ明らかにすること等を要求するとともに,この訴訟が,6月24日に取り交わされた「…事態を解決するために話し合いを行う.」という双方合意の確認書の精神に反するものであることを訴えました.
 住民側弁護士によると,普通,この種の裁判では裁判官は1名だそうですが,当日の公判は裁判官3名という体制で行われ,最後は,裁判官の,「原告の立場が解りにくいので次回明らかにするように」との言葉で締めくくられました.今後、建築主問題が法廷でも問われる展開となりました.
 この日は、住民側が被告である法廷で逆に原告長谷工の企業体質を追及していく、という闘いの第一歩.次回公判は,10月12日午前10時から同法廷で開かれます.709号法廷には傍聴席が42席あり,だれでも傍聴出来ます.傍聴席を埋め尽くすことで、住民の力を法廷に届けましょう.


東京地方裁判所アクセス情報のリンク

(当日読み上げられた答弁書は、当ホームページ「基礎資料」にあります)




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