さくらんぼホールでのコンサート
(10月11日)



 10月11日(月)、さくらんぼホールで、読売日本交響楽団員のご厚意により、弦楽四重奏コンサートが開催されました。対策協議会が主催し、町田猛禽類調査プロジェクトが協賛したものです。150席用意した椅子席が満席になる大盛況でした。

 今までの長谷工の強引な工事着工・交渉などで疲れた心を癒し、未来の子供達からあずかった、景観をふくむ自然環境を守る運動の一環として、これからの長い闘争の資金面で少しでも役立てようと計画されました。

 演奏者と観客の意志が通じ合える、小さなホールでのライブ・コンサートでもあり、意気のあったメンバーの演奏は、広く、深く心に浸透していき、皆さんの感動がじわーっと広がって行きました。演奏された曲目は、チェロリストの高木さんの一曲ごとのユーモラスで分かりやすい説明のおかげで、堅苦しいと思われがちなクラッシックを思い切り堪能することができました。

 演奏された曲目は「エルガーの愛の挨拶」から始まり、「アンダンテ・カンタービレ」、「トロイメライ」、弦楽四重奏曲「鳥」より第1楽章など9曲もあり、選曲も素晴らしいものでした。アンコールの拍手が鳴りやまず、2曲もおまけ?をして頂き、心地よい余韻を残して閉幕されました。

 また高木さんに花束を渡した小学校2年生のお嬢さんは最近、東京都と大阪のバイオリンのコンクールで優勝しています(つまり日本一)。

 演奏者の四人の方々には、お忙しい中にご協力いただき本当にありがとうございました。また急遽、手作りのコンサートに協力して頂いた皆様に感謝いたします。鋭気を養ったこともあり、さぁ、明日に向かって頑張りましょう。
企画担当グループより



メールでお寄せいただいた感想を紹介します。


今回のコンサートは「自然との響きあい」というテーマだけに、穏やかにしっとりとした雰囲気の、心休まる大変素晴らしいものでした。特に,『弦楽四重奏曲「鳥」より第一楽章』は空にオオタカがさえずりながら空高く舞っているような伸びやかなイメージが、また『小さい秋見つけた』『もみじ』では日本の自然のすばらしさが感じられました。大自然の森の中にいるような感覚に包まれた2時間でした。
(東玉川学園、Y.E.)


生はいいですね。臨場感がなんともいえません。
それと演奏者の人間性が大きいと思います。
効率優先のゼネコンと「人間らしく生きたいと願う人」の闘いにはピッタリの催しだったのではないでしょうか。
スローフードの生き方を私は選びたい。
(成瀬、M.K.)





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