自然・生態系をテーマに講演会開催
(8月19日)


 
こすもす会館で行われた講演会の様子を、ペンネーム:FJさんがレポートしてくれました。


 19日(日)、午前10時からこすもす会館ホールで54名の参加者を集めて「かしのき山自然公園の生態系」と題する講演会が開かれました。講演者は、以前対策協議会がさくらんぼホールで開いたコンサートの際、それと共催するかたちで講演していただいたかたで、本業はカメラマンではありませんが写真提供依頼が舞い込むほどの腕前で、オオタカにまつわる運動などで、自然・生態系には大変造詣の深いかたです。

 小さな虫や虫の卵、大空を飛んでいる鳥など、近くの被写体から遠くのものまで大小問わず、こうしたものをどのようにうして写すのか、その撮影機材や技法の説明から話しが始まり、昆虫、草花、地中・水中生物、それに種々の鳥に至る多くの画像をスクリーンに投影しつつ、これらの生物がどのような係わりをもってこの世に存在しているか、わかりやすい解説がありました。

 この話しを聞くことで、無益な生物は存在していないこと、生物は互いに何らかの係わりをもって生きている重要なものであること、それらを支える根本は健全な自然環境であることを再認識させられると同時に、その話しは人間のエゴを強く反省させるものでもありました。

 長谷工マンション建設で失ったこの地域の様々な生物は何を意味し、何を我々に問いかけているのか。あらためて考えることができた大変すばらしい講演会でした。

 会場の壁際に置かれたWWFJのエコパネルと資料の展示会は午後3時までつづけられました。
ぺンネーム:FJ
(写真はH氏提供)

WWFJはWorld Wide Fund for Nature Japanの略称です。





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