損害賠償請求事件、住民側勝利!
(6月14日)



 昨年6月の駆け込み着工未遂にかかわる正門前の攻防戦を口実に長谷工が起こした損害賠償請求事件の裁判で、奇しくも本年の同じ6月14日に、長谷工側は訴えを取り下げ、本件については、住民側の勝利となりました。
 当日は、午前11時半からの709号法廷での損害賠償請求裁判に先立ち、午前10時45分から606号法廷にて、町田市による特殊車両通行認定の処分取消裁判が開廷されました。認定取消裁判は、これからが始まりです。

(写真は、Y氏提供)


勝利宣言
(損賠訴訟裁判)

 昨年7月、長谷工コーポレーションが住民4名に対しておこした損害賠償請求訴訟は、6月14日東京地裁(709号法廷)での第6回裁判で、原告長谷工側が、ついにその訴えを自ら取り下げざるを得なくなり、我われ被告側の勝利で幕を閉じました。
 長谷工側のずさん極まる訴訟内容(人違い、立証不能、論理矛盾など)は裁判当初から明らかであり、追い詰められた長谷工は、前回裁判で和解を提示してきましたが、認められず、ついに我われの主張どおり取り下げという原告側の敗北におわりました。
 この日6月14日は奇しくも1年前の同日、長谷工側の無謀な工事着工に対して多数の住民が怒りの抗議行動を開始した日です。その点でも、この勝利は記念すべき勝利といえます。この勝利を導いたものは、協議会を中心にした多くの住民の自然と生活環境を無謀な開発から守ろうとする意志と支援の力、また強力な法廷闘争を指導して下さった有能なる3弁護士のお力添えであります。
 ここに、私たちを支え励まし続けていただいた多くの方々に心から感謝するとともに、これからの運動の勝利を目指し全力をつくすことを誓って勝利の報告といたします。
2005年6月15日
T.K.(4被告を代表して)



損害賠償裁判の決着
―ハセコーが損害賠償の訴えを取り下げた。―

 6月14日、昨年の同日、旧IBMグランド正門前で嵐のような攻防戦がくりひろげられました。この記念すべき日に、ハセコーが我が方を訴えてきた損害賠償の最終回となった裁判が開かれました。裁判官の到着が遅れ、20分も待たされやっと開廷されたと思ったら、ハセコー側弁護士の口から飛び出したのは、「被告が和解に応じず民事訴訟を提訴した。そちらで闘うのが本筋と思うので取り下げたい。」という言葉でした。民事が始まったって?それは当方が訴えたんですよ!そちらで闘うのが本筋?それじゃなぜ損害賠償で訴えてきたの?被告取り違えの謝罪もなく、「取り下げる」の一言でかたづけられるものじゃない!などなど色々な怒り、疑問が頭の中を駆けめぐりましたが、取り下げの一言で裁判はあっという間に終わってしまいました。
 しかしともかく一件落着。汚点はハセコーに残りました。ハセコーからだされた和解案は「今後一切妨害行為はしないという約束をするならば取り下げても良い。」等という事実に即さないものでしたが、私たちはこのようにただひたすら住民を黙らせようとするハセコーのやり方になど絶対に屈しないという姿勢を貫きました。案の定ハセコーは自らの訴えを証明することは出来ませんでした。ハセコーよ!これからは民事訴訟で闘おうではないか。
 被告となってしまい、1年間裁判所へ通い詰めてくれた4人の方々には本当にお疲れ様でした。心より感謝とねぎらいの言葉をお伝えしたいと思います。
(ペンネーム、MM)






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