ユニヴェルシオール 訴訟引受人181人に


 昨年9月の竣工から5月までで、ユニヴェルシオールへの入居者は230戸を上回った模様。しかし、初めての年度がわりの引っ越しピークを経ても、全588戸の半数以上が売れ残っている計算です。
 騒音、渋滞、危険走行、プライバシー侵害、日照・風・電波障害、自然破壊といった街並景観ならびに街並環境の破壊に苦しむ玉川学園地域の住民101人は、原告として建築主の長谷工コーポレションや東武鉄道、ナイスらを相手取り東京地方裁判所にて「高層部一部撤去」を求めています。6月に結審のはこびですが、係争中であることを承知の上で購入した方70人について、新たに訴訟引受参加の申立てをすることになりました。第1次申立て分とあわせて、引受人は合計で181人になります。同様の措置は国立の訴訟でもなされましたが、係争中物件の所有権が移転されたことによるいたしかたのない手続きです。
 ずさんな審査で建築確認を下ろした日本ERIに対する建築確認取り消しを求める行政裁判の二審は東京高裁で5月24日に判決が下ります。建築主が一度も地域を訪れず、長谷工任せで強行着工したために巻き起こったマンション紛争。当地のみならず、各地で起きる同様の事件の解決のためにも、裁判所の公正な判断が待たれます。





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