桜の花の満開の下では
(4月8日)


 
4月8(日)の尾根道写真展の様子を、ペンネーム:○とさんがレポートしてくれました。


有権者のみなさん、あなたの貴重な1票を…と一定の間隔で設置された 町田市防災無線のスピーカーからの呼びかけ。 30歳代のロボット女性(なんでロボットに年齢が、と云われても困りますが )のデジタル音声♪ 私、この放送を聴くたびに「太平洋に浮かぶ小さな小島の○○村(ソンと 発音します)役場発表!」という風なリゾート気分を味わえてけっこう好き なんですね。 吹き渡るすがすがしい海風と真っ白い分校の校庭。 その校庭をぐるりと囲む流木で組まれたフェンスには“赤・黄・緑”の「巨大 マンション建設反対!」のおびただしい幟旗が…! 投票をすませ、テント村に向かう途中に見た白日夢な〜んちゃって。 昼食に摂ったイタリアワインのせいでしょうか??
さて、ちょっと早すぎたのか、テント村には私を含めてわずか3名。 「今日は都知事選投票日なので、尾根道は人通りが多いかもね」と期待し て一人でパネルを抱えてエッチラオッチラ。 天気が良すぎて、けっこう汗だるまになって尾根道写真展の開店〜。 しかし、誰も通らない! この辺の投票所は「南大谷小学校」か「こすもす会館」、 コースの読み間違いかしら? 桜の花びらがヒラヒラと舞う中でヒマで死にそうになっていると、普段はお仕 事が忙しく顔を見るのが久しぶりの仲間がエッチラオッチラ登ってきました。 彼の肩にも桜の花びらが。 その彼に 「ちょっとお願い。今日は絵にならないんでサクラやってくれませんか」。 写真パネル前で鑑賞のポーズを取ってもらいました。 すると、やっとこさ薬科大方向からやって来た人が彼につられて立ち止まる。 カメラを構える私の背後(かしの木山方向)から犬を連れた人が「ごくろうさま です」とすり抜けては立ち止まる。 タヌキ山からの小径を登ってきたご夫婦が、以前国有地だったフェンスに引っ 掛けたポスターの活字を読んでは何か話したそうなそぶり。 やっぱりギャラリーが一人でもいると立ち止まり易いんですね。 それにしても急に尾根道の通行量はUP。
ヒラヒラと桜の花びらが舞い、うぐいすが鳴き交わす中で交わした会話で憶 えているのは(なにせ安イタリアワインが回ってますから)以下のようなもの。 「この仔(ワンちゃんですね)は14歳。もう14年もこの道を散歩してますが、ほ んとひどいもんですねぇ。隣のグランドのすぐそばに住んでいるのですが、夜 中も煌煌と明かりが点いているでしょう。カーテンで締め切って見ないように しているんですが腹が立ちます。結局すべて金儲けが優先なんですから」 と景観が壊され、無意味な夜間照明に憤るご婦人。 「引っ越して来たのは3〜4年前です。まだこの建物が無い頃です。建物が建 ってもやってる反対運動の中身が知りたくて」投票に行った帰りに足を伸ばし て散歩のご夫婦。 「えっ、半分も売れてないんですか?業者が安売り始めるとこのあたりの地価 が下がりますね!引っ越してきたばかりなのに!」これも散歩のご夫婦。 「ここもそうですけど7丁目のアデなんとかっていうのも売れてないみたいです よ。8丁目の大きな森もいつの間にか伐られちゃいましたね。金儲け主義が横 行して町田市はなに考えてんでしょうね!」地元の犬の散歩のご婦人。 「コレが一棟?えーーーーーーーーー!」立ち寄ったほとんどの人達。
午後4時をまわっても居座るギャラリー(あっ、居座るなんてスミマセン。ありが たいです)。 携帯に、テント村から「何してんの?南台のどこかで一杯呑んでるの?)と帰還 の催促。ほどなく迎えの車が到着して、 やっと人の流れが切れたところで、テントに帰還。 もうすでに散会しようという様子(よって画像はありません)。 口々に「お疲れ様〜」とこちらの車にも。 あれれ、本日のテント前では、随分たくさんの人がいるではありませんか! これは白日夢ではありません。
ぺンネーム:○と
(写真はT氏提供)






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