上層部撤去請求訴訟控訴審第1回弁論
(3月25日)


 2008年3月25日午後4時15分、東京高等裁判所824号法廷の傍聴席は満員。
 控訴人側(=我々住民側)、被控訴人側(=建築主と承継人側)双方の書面確認後、控訴人側の弁護士二人と原告団長の意見陳述が始まった。いずれも地裁判決の著しい杜撰さを指摘し、公正な判断を求めた。
 陳述にさいし、原告団長は「玉川学園地域の歴史において、今回のように地域住民の話も聞かずに自分たちの思い通りの計画を押し通した建築主はいままで一人もありませんでした。裁判所におかれましては、このような建築主によって、大切に育ててきた街並み景観を売り物にされ、奪われてしまった私達の心の内をどうぞご理解下さい。そしてこのような理不尽な巨大マンションがもたらしている耐え難い被害から私たちを救済してください。被告たちのような建築主に二度と私達のまちが襲われないよう、公正なご判断を心よりお願いいたします」と結んだ。
 よそ見もせずに陳述を見つめる裁判長の表情が印象的であった。

 次回弁論は5月22日(木)午後4時からとなり、控訴人側は本日の弁論をふまえた主張を4月末までに書面でおこなうことになった。

(原告団事務局)
(写真はT氏提供)






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