「旧い家」と「桜の樹」
(3月9日)

3月9日(日)の北口商店街での写真展の様子を、ペンネーム:○とさんがレポートしてくれました。


午前中、町田の東急ハンズでぷらぷらしてたら「お客様どうぞ」と渡されたのは 生姜湯(というのだろうか?)の入った紙コップ。 「まだ熱いので、気をつけてお呑みください。花粉症には良く効きます」。 はは〜、私がマスクを掛けてたから販売促進なのね。 花粉症さにあらず、ただ高価なネックウオーマーがもったいなくてこの季節は マスクを掛けるのがクセになってるだけの私なのに…。 うおっ、濃いー、、生姜の塊〜。半分残した。
天気予報どおり気温はぐんぐんあがり、ポカポカの本日。 でも、写真展はときおりの強風が大敵。 午後2時より準備にいそしんでいると、防災倉庫からの強い隙間風で景観大 パネルが転倒! 一人見入ってくれていた女性も驚き、全部見ないで退散。「すみませ〜ん」と 後ろ姿に声掛けて、スワ暴風対策に。 土嚢を追加し、架台にロープを張り巡らす。 自衛隊かワシラ?という気分。 ユニヴェル周辺も方角によっては、かなりのビル(壁)風が吹き荒れているは ずですね。 それにしても先週に比べ、今日はまばらな通行人。 花粉が飛び交う予報がでているのか、マスクを付けているのが目に付きました。
私が今日はじめに出会った方は、3代にわたりこの地にお住まいの方(やっぱ りこの人もマスク) 子供の頃、道に植わっている桜の樹を見て「なんで伐らないんだろう、じゃまで 危ないのではないか」と思っていらしたとか。 「この歳になって、今は伐られずよくぞ残してくれたという思いです」と。 新建材でコテコテの建売住宅ではなく、でえく(大工)が建てたのではないかと 思われるその家のたたずまいが言葉の端はしに。 私たちのこの運動へは「知りませんでした。すばらしいことだと思います。ぜひ 応援しますから続けてください!」とこちらが元気がでる言葉を。 じっと“住宅地越しの丹沢写真”を眺めている男性と、指でなぞっては我が家の 方向を確認するように首をめぐらしているご婦人がいました。 お二人とも「富士山はどの辺から顔を出しているか?」に関心があったようです。 「うちの窓から見えるのとそっくりなんだけど、どこから撮影したの?」という質問 も多かったような。
ここにある写真たちが、ちょっとでも自分の足元の風景への関心を呼び起こして くれているのならうれしい限りです。 自分の生活圏を客観的に見 つめなおすことが出来る、ここは“価値創造型写真展”なのだ!な〜んちゃって。
双子のオチビさんご来場。 はて、なにが面白いのだろうか?空撮のずいぶん急カーブしている恩田川だろう か? 支援者の愛犬の眼に映ったものは、生まれ落ちた場所の原風景 だったのだろうか?

ユニヴェル正門前からの連絡入る。
「えッ、今日も見学者ナシ?」

マスク星人が目だって往来した北口商店街写真展。 Q&A配布星人とコラボしたある惑星 の午後でした。
ぺンネーム:○と
(写真はT氏提供)






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