ガス管工事試掘で深夜五叉路の大混乱
(3月7日〜8日)


 五叉路周辺でのガス管工事試掘による3月7日(火)から翌8日(水)にかけての混乱と収拾の経緯を「S」さんがレポートしてくれました。

(レポートの流れと写真の順序は必ずしも一致していません。)
3.7 ガス供給会社 工事車両を住民の中に突入  現場大混乱は未明まで
 長谷工の申し込みを受け、ガス供給会社は、7日、五叉路から正門前までを一部通行止めにして、ガスの工事を強行しようと工事車両を突入。幸いけが人はでませんでしたが、とてもまともな会社とは思えぬ行為に集まった60人の周辺住民は怒りをあらわにしました。
 対策協議会はガス供給会社から「3月2日からどうしても工事のための試験掘りをさせてほしい」旨を打診されていましたが、「マンション建設に直結する工事は許されない。」と伝え拒否。どうしても試掘がしたいなら、長谷工による説明会開催の約束をとりつけてから出直すよう伝え3月2日の工事はいったん無くなりました。その後長谷工は説明会は行わない、と回答。協議会はガス供給会社に対し、再度手順を踏むよう求めました。ガス供給会社は、努力する旨、約束しながらも「工事は延ばせない」として、7日(火曜)夜9時より五叉路にて一部車両の通行に規制を加えて工事を強行。しかし、20代から80代までの60名からなる「おらが街を守る」隊(?)が説得に説得を重ね、南大谷線を車両後部でふさいでいた工事車両は退却しました。それでも、ガス供給会社は責任者が自宅で待機しており不在であったため、何ら意思決定がなされず、「引き上げ」が決まったのは午前1時半。疲れるやら、あきれるやら、ガス供給会社のあまりにお粗末な対応にヘトヘトの結末でした。
3.8 代表交渉⇒「説明会」実施を約束⇒試掘容認
 翌日夕方、玉川学園町内会事務所でガス供給会社との話し合いが行われ、協議会は「説明会なき工事の強行」と「ガス供給会社の顧客でもある一般市民を大勢巻き込んでの混乱と対応のまずさ」を厳重に抗議。ガス供給会社はその点については陳謝し、「試掘についてはやらせてほしい。しかし、本工事については、長谷工が説明会を開かない状況では行えない。」と、事実上、今後は住民の要求に添う姿勢を見せました。交渉団はこれを評価し、8日夜、正門前で住民にガス供給会社の対応を報告。ガス供給会社も直接出向いて「みなさんの思いを無視して着工しようとしたことを深く反省しております。申し訳ございませんでした。」と頭を下げたこともあり、試掘は認められ、緊急集会は解散となりました。
責任者、住民に明言「住民無視の工事、二度としない。」
 ガス供給会社は、正門前で住民からの質問に答える中で、「8月中旬までにガスを通す」契約を長谷工と結んでいることを明らかにしました。住民から「説明会が開かれなくて工事ができず、契約に間に合わなくてもやむを得ないのですね?」とただされ、長谷工の説明会を経ない工事は二度とない、としたうえで「(長谷工さんに)こういう事情でガスを通せません、という話はできます。」と答えました。また、小田急ガード下から五叉路まで、1カ月のガス供給会社独自の関連工事が必要だと説明し、「町内会全てに呼びかけみなさんに来ていただいて説明し、納得がえられるまでガス工事はしません。」と明言しました。今回の道路工事は「競合工事」という上下水道の工事とともに行われる予定になっていましたが、ガス供給会社が独自の判断を示したことで、長谷工による競合工事の調整が難航するのは必至。また、この状況を受けて、市の管轄する水道工事について、新生町田市が長谷工にどう対応するか、注目されることになります。
ペンネーム:S
(写真はT氏提供)






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