03 Dec. 01
優しい環境を願う皆さんの、皆さんのための、皆さんによる
NO. 17
旧日本IBMグランド跡地対策協議会

ハセコーの花道式実走行テストは大渋滞
雨、五十日、月末に関係なく、ハセコー工事車輌が大渋滞の原因証明

11月25日、雨、住民40名以上が見守る

実走行テストの方法をめぐってハセコー側の『誘導員による、そこのけそこのけの花道方式の効率第一主義』と対策協議会の主張する『信号厳守、安全第一主義方式』が論争され、両方の方式を実施することになっていた。午前はハセコー方式、午後は住民方式の予定で9時に実走テストが始まった。ハセコー側は、交通調査員など約20名のスタッフ、住民側も約40名が寒い雨の中、各観測箇所に陣取った。9時9分、三又方面からミキサー車の第1号が右折進入をトライ。火蓋は切って落とされた。  

1号車の右折時間は18秒。9時12分、14分、16分と、工事車輌が続き順調やに思われた。4台目の工事車輌が、青信号にもかかわらず、一般車を止めて右折。その後、急速に状況が悪化していく。雨だからか、五十日だからか??? 9時20分、成瀬方面の監視員から渋滞の報告が入る。成瀬台入口を突きぬけ始めた。

渋滞は、いなげや手前まで急速に伸びた!


9時過ぎ、南大谷交差点方面の車の流れは30分以降、一気に車の流れは5kmへの急降下。 回復には11時近くまでかかった。当初の計画では、南大谷交差点方面からも大型のコンテナ車が計6台走行することとなっていたが、1台も来れない。あまりの渋滞に走行不可だったとの事。渋滞は成瀬方面が『いなげや』手前まで、南大谷交差点方面が『日向台』近くまで伸びた。9時50分近く、渋滞監視メンバーからの電話が入る。『渋滞がひどい、車が動かない、継続するか、中止させるかの指示をくれぇ』中止命令を出しても、車の流れに入った工事車輌はどうすることもできない。ひたすら、前に進むしかない。それでも、ハセコーは南大谷交差点方面からのコンテナ車走行を試みようとしていたが、対策協議会の代表が、これ以上の混乱を避ける為に中止させた。それでも、通常走行状態に回復したのは11時近くまでかかった。

雨、五十日、月末は全く関係ない!

当日立ち会った住民も、天候や日にちの悪条件が、ひどい渋滞を引き起こしているかも知れないと思ったに違いない。この疑問は全く関係ないことがデータの比較分析で証明された。ハセコーは自分の計画を実行するには、渋滞を発生させない為に一般車を止めて出入りしないと工事は出来ない。
通過総量 右左折 渋滞最大
9月6日(土) 662台 80台 800m
10月25日(火) 372台 63台 1400m
7月15日(火) 541台 32台 180m
右左折のテスト車、工事車輌の台数は住民テストの9月6日は40台。11月25日のハセコー方式では27台。量が少ないのに大渋滞発生は、ハセコーの『花道方式』による工事車輌の出入りに原因がある事は明らか
ハセコー、小学校前ルートを画策!

ハセコー自身、Aルート(成瀬台方面から)の進入は無理だと認識するだろう。次の手は、南大谷小学校、中学校前のルートを、なりふりかまわず、強行走行すると口走っている。このルートの信号青の時間は19秒と少ない。出る時は点滅信号しかない。入る時と出る時の条件が異なり、敷地内に工事車輌が溜まってしまうだろう。それでもハセコーは強行突破の方法を必死に探すだろう。
対策協議会、テスト分析報告書、市に提出

ハセコーに先がけて実走行テストのデータ分析報告書を町田市に提出した。併せて四者協議会の代表議員にもサマリーを送付済み。ビデオ、スチール写真、地域市民の聞き取り調査の結果については、12月中旬に追加提出の予定。勿論町田警察にも同様の報告をする。
編集後記 今回の貴重なデータは、雨で寒い中、住民のみなさんが献身的に冷静に記録を録ってくれたものです。皆さんの熱意に心から感謝します。実際の報告書はサマリーで14ページ、最終的には20数ページに及ぶものとなります。この報告書は、感情を排除し、客観的に科学的に纏めています。ハセコーが合法の論理を展開するなら、ハセコーから教わったやり方で、合法的にデータを展開すればよい。法をもてあそぶ者は、必ず法以上の制裁を受けるだろう。

http://gakuen-minamidai.hp.infoseek.co.jp/jichikai.shtml