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優しい環境を願う皆さんの、皆さんのための、皆さんによる
NO. 12
旧日本IBMグランド跡地対策協議会

9月20日、第2回住民集会、女性陣活躍!

ハセコーの説明よりも数段充実!

 雨模様の土曜日の午後、出足の心配は無駄に終わった。南大谷小学校の体育館は150名を超す住民達が参加した。解体工事が終わり、ハセコーが本工事着工を虎視眈々と狙う中、早や3ヶ月を迎えようとしている。この3ヶ月は、正に住民の想いと力が凝縮された、激動の3ヶ月であったと言える。400本もの幟が立ち、2度のデモと請願、すぐに潰れると思った四者協議会は14回と続き、オオタカの新聞記事、模擬工事車輌実走行テスト、都立大跡地や東芝府中跡地との連携、数え上げたら切が無い。賞賛すべきは、各々が一点の目的の為に、夫々の特徴を如何なく発揮してきたこと。
(対策協議会ニュース
No.6参照)
  今回の住民集会は、中間総括と今後の新しい展開への総意を集約する意味を持っていた。各部門の報告はハセコーの準備不足説明会とは大違い。ローテク、ハイテクを駆使したビジュアル方式の説明では女性陣が大活躍。9月6日に住民達が実施した『模擬工事車輌実走行テスト』や、『画像で見る私達の運動』は圧巻。渋滞の凄さ、工事車両が引き起こす危険、学童への影響は、近隣住民のみならず、その影響の広さは計り知れない。学校前を通るかも知れない。工事は2年近く続く。中学生などは学校生活の3分の2を工事車輌に悩まされることにもなる。許すことはできない!

アンケートは語る、住民怒りの声・

 会場で配られたアンケートは、その場で回収、86通、回収率約6割であったが、この無謀なマンション計画に対する怒りと、対策協議会への応援が大半の意見であった。短い時間にもかかわらず、多くの回答者が貴重な意見を書いてくれた事は、日頃の関心の高さを物語っている。中でも、地権者、行政、警察などに対する不満の声が多く見受けられ、今後の展開にも生かされてゆく事になるだろう。マーク式のアンケートでの集計結果は、『生態系への不安』『街の雰囲気』『交通渋滞』が大半を占めていた。  

各部門チームの報告アラカルト!
僅かな変化で大渋滞、影響計り知れず
 8月26日のリハーサル、9月6日の本番と、綿密に計画された『模擬工事車輌実走行テスト』の報告は、成瀬方面のルートは僅かな変化で大渋滞を引き起こす事を立証。 5時半頃には、車の列は三又を超え成瀬台まで続き、信号待ち6回を越え計測不能となった。

南大谷小学校の子供達の文集
 創立30周年の記念に子供達が書いた文集が披露された。子供達の純粋な願いは、大人達への警鐘。欺瞞に満ちた企業エゴの真っ只中に放り出すことは、何と説明できようか
『都会ではなく、田舎っぽく木や森がたくさんあって、川が多く鳥や動物が良く見られる様な街』、『馬が歩いてもおかしくない街、世界遺産に登録できる街』、『野球場がある街にしたい』、『広いグラウンドがあちこちにある街』、『みんな仲良しで、景色のいい街がいいな』、『近くに広くて、自然動物が楽に行き来できるような公園がある街』・・・


編集後記 今回の集会で発表された意見やデータ、アンケートの結果は次号特集で紹介してゆく予定。


http://gakuen-minamidai.hp.infoseek.co.jp/jichikai.shtml